ライプチヒの法学生ロベルト・シューマンは、同地を初めて訪れたバイオリンの巨匠パガニーニの演奏に深い感銘を受け、母親の希望にそむいて好きな音楽の道を歩む決心をした。以前から彼の才能を認めていた音楽教師フリードリッヒ・ビークのもとに弟子入りした彼は、ビークの娘でピアノの天才少女クララに出会った。
同じピアニストを目指したロベルトだったが、無理な練習がたたって指を痛め作曲へと転向せざるを得なくなった。
歳月が流れ、16歳になったクララと25歳のロベルトは愛し合うようになった。だが、それに気づいたビークは、クララを演奏旅行に連れ出してロベルトから引き離す。しかし2人の恋は燃え上がるばかり。クララがパリへ出かけるというとき、ロベルトは「トロイメライ」を彼女に捧げるのだった。
やがてパリから帰ってきたクララは、これまで自分を育ててくれた父に対し恩を感じながらも、ロベルトとの恋にあくまで反対する彼に反発して裁判所に訴え出、結婚の許可をとりつけた。5年ごしの恋を実らせ新しいスタートを切る2人。その1年後ロベルトは交響曲第1番「スプリング・シンフォニー」を完成させた。